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MASSAN （ MASH SF） 07/6/29 up |
> MASH
SF http://www.mashsf.com/ |
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| 先日東京に遊びに来たMASHのライダーMASSANのインタビューをW-BASE&CARNIVAL前で収録!! | |||||
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 MASSANは生まれも育ちもベイエリアなの？ 「そう、オークランドで生まれてレッドウッドシティーに移って、それからSFだからずっとベイエリアだね」 子どもの頃はどんなことをしてた？ 「10代はスケートだね。90年代に入ってから始めたんだけど、もちろん今でもスケートはするけど、昔からトリックよりもスピード志向だったかな。特にSFは坂が多いからでっかいダウンヒルをボムしたりする方が楽しいんだよね」 トリックよりもスピードっていうのはMASSANのバイクライディングも一緒のような気がするけど 「確かにトリックはまったくやらない（笑）。自分にとってトラックバイクの魅力はどれだけ高速で街を攻められるかっていうこと。バイクと一体となってトラフィックを駆け抜けたり、ダウンヒルをしたりする感覚っていうのは究極のアドレナリンラッシュなんだ。でももちろんトリッキーなライディングをするドープな奴らもいっぱいいるし、色んなスタイルがあることは単純に素晴らしいことだと思うよ」  |
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| それじゃあMASSANのバイクヒストリーを聞かせてもらえる？
いきなりFIXED GEARだったわけじゃないでしょ？ 「子どもの頃はBMXに乗ってたね。アンクルレイっていう叔父さんがいて、彼はいつも自転車にまたがってるような人で、バイクの乗り方や走り方なんかをよく教えてくれたんだ。アンクルレイは1980年代にNYに移ってそれからまたSFに戻ってきたんだけど、NY仕込みのストリートライディングをたっぷり叩き込まれたよ（笑）。それが今でも自分の走りのルーツになってるかもしれないな」 へえ、じゃあ今度はアンクルレイも是非日本に連れてきてよ（笑）。トラックバイクにはどういうきっかけで乗り始めたの？ 「うん、その頃はマウンテンバイクのダートライディングにハマってて、街では車に乗ってたんだ。でもSFは駐車違反の取り締まりが厳しくてね。しょっちゅうチケットをもらってそんなに罰金も払えないから、仕方なくマウンテンバイクを街で乗り始めたんだけど、やっぱりスピードが出ないし街乗りには向かなくて。それで早く走れるバイクはないかなって思ってた時に、JOVANTAE TURNER＝SFを代表する90年代のトップストリートスケーター、現FTCライダー）がトラックバイクに乗って現れたんだよ（笑）。初めてライディングを見た時はもう興奮しちゃって『俺にも１台組んでくれ！』って。それでTAEにすぐフックアップしてもらって１台組んで乗り始めた。それが今から６年前、確か2001年だったと思うな」 初めてFIXED GEARに乗った時のことって覚えてる？ 「はっきり覚えてるよ（苦笑）。TAEにバイクを組んでもらって、とにかく興奮してたからすぐにみんなでライドに出かけたんだ。仲間はBMXやマウンテンバイクに乗ってて、トラックバイクに乗ってたのは自分だけ。ある交差点に差しかかった時、信号が突然赤に変わって、みんなはブレーキを使って脇にそれたんだけど、まだスキッドも知らない頃だからどうやって止まっていいか分からなくてね。それでもペダルは回り続けるから頭はもうパニックになっちゃって････」 で、どうしたの？ 「ノーチョイス。バイクから飛び降りたよ（笑）」 ････････。 「それで良く分かった、このバイクはハンパじゃない、しっかり乗りこなせるようにならないと死ぬってね。まだ当時SFでトラックバイクに乗ってる連中はメッセンジャーだけだったから、毎日彼らの走りを見に行った。その中にジョーって奴がいて、メッセンジャーなんだけどスーパーが付くほど速い奴だ。色々聞いたりするのも恥ずかしいから、ジョーたちと一緒に走りながらスキッドやラインの取り方とか、FIXED GEARでストリートを攻めるために必要なスキルを盗んだんだ」 今じゃ世界中でトラックバイクを乗る人が増えたけれど、きっとその頃は本当に一部のメッセンジャーたちだけだったんだろうね 「その通り。彼らはこのシーンのパイオニア。本当にリスペクトしてるよ」  それからSFではMASHへの流れにつながるような動きが出てくるのかな？ 「MASHは写真家のMIKE MARTINが始めたプロジェクトなんだけど、きっかけはたぶん彼が２、３年前にSFでオーガナイズした"HOOLIGAN PICNIC"（正確には2005年10月、http://www.flickr.com/photos/justinbaum/sets/1107008/show/を参照）っていうイベントだったんじゃないかな。スキッドやトラックスタンドコンテスト、フットダウンなんかをやるイベントで、いまでは当たり前になったけど、HOOLIGANがSF初のFIXEDオンリーのミートアップだったんだ。もちろんそれまでもアレイキャットやレースは行われてたんだけどライダー同士の交流っていうのはあまりなくて、どちらかというとみんな自分たちの小さなコミュニティーの中で遊んでたからね。HOOLIGANにはそれこそ街中のFIXEDライダーたちが集まったよ。数で言うと40〜50人くらいだったと思う。そこで初めて今のMASHのメンバーたちも顔を揃えたんじゃないかな」 じゃあHOOLIGANでMASSANも初めて見るライダーもいたわけ？ 「うん。EMIはずっとホーミーで前からもつるんで走ってたけど、そのほかのMASHクルーとは初めてHOOLIGANで会った。ANDYなんかはタイトなデニムを履いてパンクロッカーみたいな格好してるから最初はびっくりしたけど、彼のライディングを見て度肝を抜かれたのをよく覚えてるよ（笑）。あとは片腕にギブスをはめながら猛スピードで走ってる奴がいると思ったらJUSTINだったりね。あいつは本当に狂ってるんだ（笑）。とにかくHOOLIGANはすごく刺激的で、たくさんあった小さなサークルを一つにまとめるイベントだったんだ。MIKEはきっとあの場でMASHにつながるインスピレーションを得たんじゃないかな」 へえ、そんなことがあったんだ。興味深い話だね。それでMASHのプロモ映像が世界中に出回ってもの凄い反響を得るわけだけど、MASSAN自身はその状況をどう思ってる？ 「クールなことだと思うよ。日本もそうだけど、どこに行ってもみんな温かく迎えてくれるし、新しいシーンが生まれつつあることを感じてる。この夏にはMASHのDVDもついにリリースされることだし、もっともっとこのシーンが盛り上がっていけば良いよね」  それじゃあ少しMASSANの私生活を聞かせてもらおうかな。MASSANの平均的な１日ってどんな感じなの？ 「そうだな、今はSFのPOST STREETってところにスタジオタイプのアパートを借りて住んでるんだけど、まず朝は10〜11時くらいに起きてコーヒーを飲みながら一服して、バイクに乗って出かける。HYDE STREETを下るんだけど、うまく信号をつなげられて綺麗なラインが取れれば１日のスタートとしては上出来（笑）。それでそのままMISSION地区まで行って遅い朝食にFISH TACOを食う。それからスニーカーショップの"HUF"に行ってハングアウトしたり、基本的には音を聴きながら目的もなく毎日バイクを走らせてるって感じかな」 "HUF"はKEITH HUFNAGEL（REAL SKATEBOARDのライダー）のショップだよね。 確かMASSANは"HUF"で働いてたんじゃなかったっけ？ 「そう。スニーカー好きってこともあってね。働いてたのはちょうど１年ぐらいかな。その前もMISSIONにあるスニーカーショップで働いてたんだけど、HUFのEDって奴に誘われてね。EDとは一緒にRI$KY BIZNE$$っていうサウンドクルーもやってて仲が良いんだ。でも今はちょっと仕事から離れてゆっくりしてるところ。こうやって旅に出たり、写真を撮ったりね」 MASSANはフォトグラファーとしても活動してるんだよね？ 「写真は16才の時からずっと撮り続けてる。トレンドやファッションに関係なくただ自分が見てきたものを、自分の人生をドキュメントしていきたいんだ。最近はSILVER WARNERっていうペインター（PEZ名義でも活動）と一緒に"SNAKE IN GLASS"っていうZINEも出してて、これは自分にとってすごく大切な活動だから小さくてもいいから、こつこつ続けていきたいと思ってるよ。日本のみんなも機会があったら是非チェックしてみてほしい」 オーケー。今日は本当に色んな話を聞かせてくれてありがとう。最後に日本のみんなに一言もらえるかな 「GO ALL OUT, BUT BE SAFE AT THE SAME TIME!!（外で遊ぶこと！でも常に安全には気を配って！）」 また日本に遊びに来てよ。みんな楽しみに待ってると思うから 「必ず!! こちらこそありがとう!!」
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